慰謝料の相場
2016.12.16

subimg04事故で相手方に求めるものとして慰謝料があります。事故を起こした相手に謝ってほしいという気持ち以上に、誠意を見せてほしいと人の心理として本音でしょう。相場はいくらなのかが、被害者にとっては最も気になるポイントではないでしょうか。被害者の精神的、肉体的な苦痛を金銭に換算したものですが、特に精神的な苦痛を数値化するのはなかなか難しい問題です。そこで、数値化の基準として自賠責保険基準、任意保険基準、弁護し基準の3つの基準があります。一般的には治療費用+入院雑費+休業損害+入通院料金+後遺障害の料金の総額をこう呼びます。総額での算出金額は2,000万円を超えるケースが多く、慰謝料が2,000万円と混同されて呼ばれたりもしますが、正確には別物であることを覚えておいた方が良いでしょう。ケガの程度や精神的苦痛、後遺症が残ったり、万が一死亡した際は額はさらに高額になっていきます。

自動車を持っている人が強制加入を義務付けられた「自賠責保険基準」、任意で保険会社の提示する自動車保険に入る「任意保険基準」、「弁護士基準」があります。自賠責保険とは、自動車を運転する人が必ず加入する保険のことです。交通事故が起こった際、まずは自賠責保険から保険金の支払が行われるため、自賠責保険基準は交通事故が起きた場合の最低限補償基準となっており、3つの基準のなかでも最も低い基準です。自賠責保険でカバーできない損害部分を補償するための保険として加入するのが任意保険です。「自動車保険」と言われているのがこの任意保険だと考えてまず間違いないでしょう。任意保険基準は、賄えない部分を全て補償することを目的とした保険のため、自賠責基準よりは高い基準と言えますが、保険会社で基準が異なること、非公開であることから基準が出しにくいという問題があります。弁護士基準は裁判所基準とも言い、交通事故処理委員会が裁判所の考え方や判例などを参考に公表しているもので、金額の算定基準として運用されています。2つの基準と比べて、公正かつ客観的な判断に基づくもので、金額の基準も高額となっています。

残念ですが、一般の方が保険会社と交渉しても聞く耳持たないのが現状です。増額には弁護士への依頼が必須です。増額を考えているならば、相談することが必要不可欠になってきます。保険会社の提示額が100万円以下だったものが、相談することで結果的に1000万近くアップしたというケースもあります。まずは依頼してみて、どれくらいの増額が見込まれるかを具体的に相談してみるのが良いでしょう。

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